突然の出会い

6/12
前へ
/462ページ
次へ
がしかし、そこに居たのは… 透き通るほど透明感のある肌に、薄く金髪に染められたショートヘアがよく似合っていて、夢の国のお姫様さながらの笑顔を浮かべる… 栞はこの人物に 見覚えがあった。 そして… 「こんにちは。昨日ぶりだね♪」 この少し低めの柔らかな声に 花が咲いたかのような微笑み。 「・・・カ、カラオケ店の女の子!?」 ハトが豆鉄砲をくらったような顔で栞が呟くと、目の前の美少女は嬉々としてお姫様のような微笑みを浮かべたまま、言った。 「あ。覚えててくれた?でもハっズレ~♪僕… "男の子"だよ?今日からよろしくね!しおりさん」 そう言った"彼"は、キラッキラなお姫様のように可愛らしい笑顔で微笑む "王子様" でした… …
/462ページ

最初のコメントを投稿しよう!

518人が本棚に入れています
本棚に追加