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居場所
心臓の音に重なるきみのおでこ
よく頑張ったね
小さな頭をてのひらで包む
甘えていいんだよ
遠くの空で月が優しく見守っている
一日がんばったご褒美に訪れる静かな時間
色々な道がある中で、選ぶことができる道と選べなかった道がある
どんな道にもきっと谷のような理不尽も山のような困難も吹雪のような寂しさもあるけれど、
それでも一人で歩いていかなければいけない運命だから
だから、一日がんばったそのあとは
身体を全部預けて甘えていいんだよ
その小さな手が、かさかさごつごつと厚みのある手になったとしても
いつでも甘えていいんだよ
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