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自分のプロフィールもこのメンバーに見られているのだ。そう思うとなんだか緊張して喉がカラカラになる。
まだ、睦美に具体的に何かするような指示は出ていないようだった。
これから、自分は、どうなるんだろう?
睦美は湧き上がってくる不安でどうにかなりそうだった。
アプリを一通り見終わったころ、新たな新着メッセージが届いた。
――一ノ瀬睦美さん、心の準備はできましたか?
返信可となっていたので睦美はすぐに返信した。
――心の準備なんてできてません。いたずらか迷惑メールだと思ってたんです。本当に殺すなんて思ってませんでした。
――後悔されているのですね。そういう方もたまにいらっしゃいますが、もうリクエストは実行されてしまいましたので。
――いったいどうして、私のところにこのクラブの招待状が来たんですか?
――それは私にはお答えしかねます。
――私、人殺しなんてできません。
――できない場合については警告いたしました。
とりつく島のないやりとりが続いた。
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