黒いのは

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休日の午後 俺は、呑気に邦彦の自宅に居た 邦彦の家は、今だ昭和の下町情緒溢れる界隈 昔、程近い似たような町に住んでいたから とても心地よく過ごせる そんなゆっくりした時間の中 二人のスマホから通知音が同時に鳴る そんな事珍しくは無いが 二人でスマホに目を向けた ートンネル内で追突多発事故発生ー 大変だな~ ちょっと呑気に思ってた 夕方、及川君も邦彦の家に遊びに来た 最近三人でつるむな~って思いながら及川君を見た 「薫兄さん?」 「ん?」 振り向く 「賢ちゃん僕のなんで見つめると減りますから」 邦彦が真顔で言ってる 「ふぁ?」 突然のカミングアウト?
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