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「......よ、芳田さん!」
周りの道ゆく女の子たちが、
チラチラと芳田さんを見てる.........
それを阻止するかのような勢い。
そう、まるで............〝彼女〟のようなアピール。
そんな感じで芳田さんに声をかけた。
「あ、来たね田中さん」
私の名前を呼びながら、
爽やかな笑顔を向ける彼の笑顔。
その顔は、
私をドキッとさせるには十分の過ぎる!
最初の笑顔がこれなんて、
今日1日持つの.........かな?
付き合ってる訳じゃないのに、
心臓がずっとドキドキいってて落ち着かない。
今の私の〝好きな人〟は、芳田さんだもん。
落ち着けるハズもないよ............
.........ナカさん、.........ナカさん
「......田中さん?」
「......え!な、なんでしょうか!」
やっばい!
芳田さんにドキドキし過ぎて、
何も話し聞いてなかったよ!
どどど、どーしよう‼︎
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