第1章 SSRって、何?

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「それは、何ですか?」  涼が取り出したのは、ピンク色と花柄で可愛く飾られた、ペットボトル程の大きさの箱だった。 「マッサージクリーム。妊娠中の女性にも使えるって」 「どうしてそんなもの、涼先生が……」  涼は、箱を開けてボトルを取り出しながらこう言った。 「香澄を、僕なしではいられない身体にしようと思ってね」 「ど、どどどどどういうことですか!?」 「どうしたの?そんなに顔を真っ赤にさせて」 「だ、だだだだって……」  涼は、明らかに香澄が何を想像したのか、気付いたような顔をしながら尋ねた。   「僕はただ、君の身体にご奉仕してあげたいと思っただけだよ」  そう言いながら、涼はボトルからクリームを取り出して、自分の手のひらにまず馴染ませた。 「うん、香りも悪目立ちしないし良さそうだ」  涼はそのまま、香澄のバスローブの中に隠されていた太ももに触れた。 「っ!?」  涼の温度で温められたクリームが、足の付け根ギリギリの部分に塗られてしまい、ぴくっと反応してしまった。  もちろん涼は、そんな可愛い香澄を逃すはずは、ない。
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