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「それは、何ですか?」
涼が取り出したのは、ピンク色と花柄で可愛く飾られた、ペットボトル程の大きさの箱だった。
「マッサージクリーム。妊娠中の女性にも使えるって」
「どうしてそんなもの、涼先生が……」
涼は、箱を開けてボトルを取り出しながらこう言った。
「香澄を、僕なしではいられない身体にしようと思ってね」
「ど、どどどどどういうことですか!?」
「どうしたの?そんなに顔を真っ赤にさせて」
「だ、だだだだって……」
涼は、明らかに香澄が何を想像したのか、気付いたような顔をしながら尋ねた。
「僕はただ、君の身体にご奉仕してあげたいと思っただけだよ」
そう言いながら、涼はボトルからクリームを取り出して、自分の手のひらにまず馴染ませた。
「うん、香りも悪目立ちしないし良さそうだ」
涼はそのまま、香澄のバスローブの中に隠されていた太ももに触れた。
「っ!?」
涼の温度で温められたクリームが、足の付け根ギリギリの部分に塗られてしまい、ぴくっと反応してしまった。
もちろん涼は、そんな可愛い香澄を逃すはずは、ない。
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