第1章 SSRって、何?

65/81
前へ
/272ページ
次へ
「香澄、ちょっと、座って話そうか」 「その前に、良いですか?」 「何?」  香澄は、どうしてもリクエストしたかったことを、この落ち着いたタイミングで言うことにした。 「そのTシャツ、脱いでもらえませんか」 「嫌だよ」  即答されてしまった。 「言っただろ?僕は君とお揃いの服を着たいと思っていたんだって」 「だからって、やっぱりこれは、涼先生には似合わな……んっ!?」  涼は、香澄の唇を思いっきり塞いできた。 「んっんんっ……」 「僕の望みを奪おうとする悪い子の口は、塞いじゃおうかな」 「…………これは……んっ……塞いでるじゃないんですか……?」 「これは、軽いお仕置きだよ」  そう言うと、涼は香澄の体をキスしながらソファへと自然と誘導していた。
/272ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1930人が本棚に入れています
本棚に追加