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「ダメとかイヤとか、興奮すんだよ。アレのときは感じやすいって聞くけどホント?」
指を入れたまま顔を近づけて好奇心を吹きかける。
「やだ! シーツ汚れちゃう」
「わかったよ。そんなに量多いのかよ」
少しイラついた口調で、私から離れるとすぐに戻ってきてお尻の下にバスタオルをセットする。
ボタニカル柄がすりきれてる緑色のタオル。赤いブラジャーもズリ上げられて胸を揉まれる。
「はあ……ぁ……血、付いたらなかなか取れないよ。すぐなら水で落ちる……けど」
ナプキン外されたのに、もっと湿ってきてる。
激しくされたら溢れてきちゃう。
「付いたら捨てればいいって。ジムで使ってた使い古しのやつだから。凄いね。前よりヒクヒクしてる。発情期みたいだな」
ライトがまぶしい。
巨大なスカイツリーを思い浮かべる。
顔を隠してイヤイヤする。
下半身は裸なのに、気持ちの方が何だか恥ずかしい。
「こんなこと……バレたら怒られちゃう」
「バレないよ。バレたら捨てればいいじゃん。なんもかも。俺、今は美桜のことしか考えたくねえよ」
バレなかったら? 一瞬浮かんだ疑問はすぐに埋もれた。
彼の十本の指とざらついた舌が、欲張って同時に四カ所も捏ね回すから。
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