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ショーツ丸出しのまま、2DKの寝室に引きずられるように移動して、ベッドの上にもつれ込んだ。
ボール型のルームライトがセンサーで点灯する。
瞼を閉じてしまった私の腰からショーツが剥ぎとられる。
思わず固く合わせた私の両膝を強引に開かせて鼻をクンクンしてる。
ホントに獣だ。
「やだ。やだよ」
ほどよい軽蔑が本能を温めて孵化させる。
理性が彼を通して自己嫌悪という鏡を突きつけても、ほんの一振りの愛があれば成り立つの。
セックスという名のカクテルは、軽蔑リキュールに愛の果汁が数滴。
シェイクすれば甘く酔える。愛が強すぎるとエロが薄まっちゃうもの。
「いつもの臭いと違うね。でも血の臭いとも違う。アレのときの臭いって独特だな」
そういう嗅ぎ分け大会があったらイイ線いくかもね。
荒い息でヘアがそよぐほど近距離で見つめられてる。
神様はきっと、オトコが見飽きないようにオンナのカタチを作ったんだろうな。
「汚れちゃう、ダメ……」
指がズブリと入ってきてクチュクチュされる。
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