もしも電気が止まったら…

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「キャッ」 真っ暗だったエレベーター 照明が灯り明るくなった そして 「大丈夫ですか?」 どこからか声がした 緊急用のマイクからの声 「もう動きますから」 そしてエレベーターが 下へと動きだす 慌てて離れる二人 そして一階に着いた 扉が開く 離した手を改めて 繋ぎ合う二人 「これからもよろしく」 「こちらこそ」 自動ドアの扉をでて 仲良くビルの外に出る 目の前の信号機は 赤く光っている コンビニの看板も 明るく光っている 街はいつも通りに戻っていた そして彼と彼女も…
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