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藤ヶ谷琉目線の想い 悪魔に魂を捧げる
俺は雫を探し続けていた。
そんな時、冴木コーポレーション社長の婚約者お披露目会見がテレビ中継された。
俺は愕然とした。
「雫!」
俺は神に感謝した。
しかし、次の瞬間、冴木社長の口から告げられた言葉に、再度愕然とした。
雫が冴木社長の子供を妊娠しているとのことだった。
妊娠三ヶ月、えっ三ヶ月?もしかして俺の子供?
だよな、俺は自分の子供だって、確信した。
実は三ヶ月前、冴木社長は日本にいなかったことをつき止めた。
俺はなぜ、雫が俺の元を去ったのか、なぜ、冴木の婚約者になったのか、なぜ、お腹の中の子供を冴木の子供として発表したのか、はっきりさせたいことが山積みだった。
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