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自分の気持ちを最優先するわがまま振りだ。
自覚はある、でも止められない、自分の希望が叶わなかったことは人生で一度もない。
唯一、親父の会社を継ぐ事を除いては……
不動産会社に興味がないのだ。
大学はアメリカに留学した、自分で言うのも烏滸がましいが、成績は優秀だ。
アメリカに彼女はいたが、あまりにも俺が一途な為振られた。
俺は恋愛イコール結婚だ。
特に倉田静香先輩はドストライクだった。
年齢差は気にならなかった。
すぐ結婚していつも一緒にいたいと強い想いが溢れていた。
歓迎会の最中、俺は静香先輩を誘った。
「先輩、美味しい飯食うところ知ってるんで、付き合ってくれませんか」
「でも……」
「いいから」
俺は強引に先輩の手を引っ張って、その場を後にした。
駐車場に停めておいた俺の車で目的地へ車を発進させた。
俺の隣に先輩が座っている。
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