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ぬるぬると舌が絡んで、昨日見つけた口の中の上の気持ちいいとこ、上顎をつっつかれると高い声が漏れてしまった。
恥ずかしさにじゅわりと唾液が溢れ、それを啜るみたいにする凌平の顔が気持ちよさそうに歪む。
ああ、これが大好きだった。
オレの快感を追っているくせに、自分まで気持ちよさそうにする凌平が。
「りょうへい、すき、ぐすっ、すき」
「ん、俺も、すげー好き。は、堪んね……」
「ん……〜っ」
話したいけど、キスを止めたくない。
触れ合わせたまま好きだと言うと、凌平も言ってくれてまた泣きそう。
そのまま半開きでくっつけたくちびるの間で舌を触れさせ合う。
ああこれ、すげー好き、なんだかめっちゃえろい……
そう思うといよいよ腰が揺れはじめる。
正直もう随分前からそこは張りつめていて、いっそ痛いくらいだった。
したい、触りたい、触ってほしい。
だけど、昨日までと今日は同じようでまるで違うのだ。
「純太、一緒にこするヤツする?」
「あっ、したい、したいけど、むりぃ」
昨日電話でオレが好きって言ったヤツ、それをしようかと言ってくれる凌平をまたひとつ好きになった。
それでもオレは首を縦に振ることが出来ない。
「なんで? もうすげー勃ってるけど」
「あっ、さわんな、バカ」
「純太……触りたい」
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