133人が本棚に入れています
本棚に追加
/86ページ
ありがと、と吐息と共に零した凌平は、オレを上に乗せたまま下だけを器用に脱ぎ捨てた。
パンツの中から跳ね上がるように出てきたそれはオレを好きな証みたいで、目が離せなくてくらくらしてきた。
触りたい、触りたい。
手を伸ばそうとしたオレを、だけど凌平が制する。
「な、純太。パンツは脱がなくていいから。これ。ジャージだけ脱いでほしい」
「へ……う、うん、分かった」
言われるがままにジャージに手をかけ、凌平から離れたくないオレは手間取りながらどうにかそれを脱いだ。
ぐずぐずに濡れたパンツが露わになって恥ずかしくて堪らないけど、そんなことはすぐ忘れてしまいそうになる。
凌平の両手がオレの腰を掴んでそのまま真下に下ろしたからだ。
パンツ越しにオレと凌平のそこがぶつかった。
「あっ、りょうへい! あ、りょうへいのが、あ、」
「ん、はぁ、純太のパンツもうすげーな」
「言う、なぁ! も、またすぐイきそうっ」
そのまま一緒に、ってなるほどこういうことか。
めまいがしそうなほど気持ちよくて、すぐに夢中になってしまう。
さっき吐き出したものが手伝ってぬるぬると布越しに擦れるのがいけない。
揺れる腰を止められず何度も往復させていると、けれど寸止めをするかのように凌平の手に腰を持ち上げられてしまう。
最初のコメントを投稿しよう!