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僕と彼女
「僕たちは、世界を創造する存在。創るも、消すも僕たち次第。ただ」
「ただ?」
「僕は、君と離れたくない」
「でも、私たちの地球が、汚されているのよ。リセットすれば、一からやり直せる」
「それでも、僕は君と一緒にいたい。これ以上汚されないように、僕たちに出来ることがないか考えてみようよ」
「例えば?」
「そうだな。種の数の上限を決めるのはどうかな」
「増え過ぎたら、減らすってこと?」
「うん」
「相変わらず進歩がないのね。そんなことをしても、悲しみが広がるだけ。それに、抗う種族がいるじゃない。これまでも、細菌やウィルス、自然災害とかで何度縮減してもへこたれなかったわ」
(何か方法はあるはずだ。考えろ、考えろ僕。ひねり出すんだ)
そして、閃いた。
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