初夜

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私はバスルームに入り、いつもよりも丹念に体を洗った。 姉に相談すれば、蓮人さんに任せればいいと一択。 初めての私は何か何だか分からないし、蓮人さんにお任せするしかない。 私は濡れた髪をタオルで拭き、ドライヤーで乾燥させる。 バスローブ姿で彼の元に戻った。 「お先でした」 「あぁ」 彼は私がシャワーしてる間にルームサービスを頼んでいた。 スパークリングワインとサンドイッチとサーモンのカルパッチョ。 一日、花嫁がバクバク食べるのは恥ずかしいと思い、出された料理にはほとんど手を付けず、空腹だった。 「乾杯しようか?」 「あ、はい」 そんな私の様子を見て、ワインだけじゃなく、軽食も注文してくれのかな? 蓮人さんは見てないようでちゃんと私を見ていてくれた。
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