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白い朝靄のかかったビル群。
その向こうには海が広がっていた。
俺が注文したブレットファーストのルームサービスが来た。
そのタイミングで麻友は寝室から出て来た。
昨日のウエディングドレスと同じ白のマキシ丈のワンピースにその上には同色のカーティガンが羽織っていた。
「座れっ」
「はい」
麻友は俺の前の椅子に座った。
俺たちを包む空気が今までと違った。
俺は温かいコーヒーを一口飲んで、気持ちを落ち着かせる。
俺は麻友を意識している。
彼女を抱いた事、後悔してるのに…
麻友の事を・・・
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