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私達は互いの携番とメルアドを教え合った。
「用件は終わりだな。俺は社に戻る」
彼は腰を上げて、伝票を手にした。
「此処は私が払います」
「・・・いいから…俺が払う」
と相馬さんは強い口調で言い放ち、そのまま会計を済ませ、ティーラウンジを出て行った。
私も一言お礼を言おうと彼を追い駆けたが、慣れないヒールで走った為、派手にフロアで扱けてしまった。
「痛たたっ・・・」
顔を挙げると彼が戻って来て、私に手を差し出した。
「ほらっ」
相馬さんは躊躇していた私の手を掴んで、立ち上がらせてくれた。
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