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「へー?初日にしちゃったの?」
「そ、それはあんまりなんで。いや、でも、女の子に見えるなら抱いて欲しいって言われました。男になぜか見られてしまうらしくて、自分に自信ないようなんです」
「男?体格とか?」
「いや、顔?俺はかわいいと思うのですが」
「じゃあつるぺたな胸とか?」
「いや、胸はあります」
「どんな子か気になってきたわ」
ガチャリとドアが開くと、笑理は驚いていた。
「あ、おかえり。この方は…?」
「お、お邪魔してます!り、亮介くん、私、用事思い出して…あ、あの私姉みたいな感じで、あ!実家がね、近所で子どもの頃から知ってて。あの〜帰ります!」
「碧唯さん?」
急に帰ってしまった。
「亮介くん。あの人、なんだか…女優さんに似てない?ちょっと名前忘れたけど…綺麗だった」
「え?…まぁ、そうかな?」
妹が女優やってるから?
「あ!碧唯さんバック忘れてるし!」
慌てて外に出る。まだいるといいな…駅までダッシュかな。と思ってたら、すぐ見つけた。歩くの遅い。
「碧唯さーん!忘れ物!」
「え!うそ…それ私の…」
急いで出てったのに歩いてたのはなんでだ。
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