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「あ。絵里ちゃんだ」
「え」
駅からなぜか出てきた。なんで?
「もしかして…家この辺なのかしら?」
「家は知りません」
「わかった。私が話してくるね。帰っていいよ」
え〜
碧唯さん行っちゃった。
とりあえずコンビニ行こう。買い物して、歩いてたら碧唯さんから電話あり。はじめて電話もらったかも。なぜなら、登録されてるだけだったから。
「絵里ちゃんの家近いって。あのいるかっていう人も亮介くんの家知ってたし、また暴れちゃうかもね。引越しなよ」
「俺、仕事まだ決まってないんで…」
「危ないから、うちのアパート空いてるし来たら?」
「すみません。笑理は怖がりで、壁薄いとことかはちょっと。セキュリティちゃんとしてないと無理なんです」
「そうなんだぁ…へぇ…そっかぁ…」
「碧唯さん?」
「いいとこ探すから!協力させて!彼女の笑理ちゃんの職場はどこなのかしら?」
「兄貴と同じ獣医の大学にいます」
「え、大学の先生?」
「教授らしいです」
「んまー!そーなの!へー!すごいすごいー!なんて素敵!私に任せて!」
え?任せる?
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