面接の日

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「亮介?面接終わった?」 「やっぱり、この劇団はちょっと。先輩いるし」 スピーカーフォンで話す。先輩はちょっと怒った。冗談なのにな。 「どの先輩?亮介、その人になにされた?」 ほら、またこんなおかしなことに。 「別に。知り合いいないとこがやっぱいいんで」 「嘘。亮介は先輩にいじめられたんでしょ。過去を掘り下げられたり」 「違います。他あたりますから、ご心配なく」 「亮介、また紹介してあげるから…待ってて」 「いや…」 切れた。 「お前は恋人か?」 「違う」 「おいおい、気さくに話しすぎ!勘違いしてんじゃん?たぶん」 「お前なんとかして」 「先輩な」 「すみません。はー、俺早く仕事しないと、ヒモすぎる!」 「え、同棲してる?」 「はい。でも、俺は家賃も払ってない」 「なら安菜さんと一回やって金もらえ」 「やるわけねーだろ」 「お前の女どんなよ」 「ほら」 スマホの画面を見せる。 「イケメン?男?」 「女」 「…これとやった?」 「これ言うなよ」 「亮介は青上さんとはしてなかったよな?今は?」 「やってる」 「なにが違う?」 「本能的なこと?」 「こんのリア充!」
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