君に捧ぐ歌

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僕はとぼとぼと家に戻って、濡れた体を拭いてベッドに潜り込む。 でもやっぱり眠れなくてむくりと起き出すと、 彼の机の上にあるクレヨンで、画用紙に彼のお顔を描いてゆく。 いっぱいいっぱい大好きの気持ちを込めて描く。 少しはみ出しちゃったけど、ちゃんと伝わるかな?。 本当は世界中のきらきらを全部あげても足りないんだけどな・・。 時間が経つのも忘れて、画用紙を埋め尽くしてゆく。 それを机の上の彼の目に付くところに置くと やっと少し安心して、僕は眠りについた。
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