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闇よりも深く暗い森の中
一軒の古ぼけた家がありました。
そこには年老いた魔女と
七歳の女の子が住んでいました。
魔女は小さく黒い布を頭から足の先まで
被って腰が曲がって要る様でした。
魔女は長い爪の人差指だけを出して
いつもこう言います。
「いいかい。
お前が一つ嘘をつくたびに
お前の肌に闇の葉や花に染まるよ。
それは段々増えて行ってツルとなって
互いに結びつく。
最後は、お前は長い長い毛に覆われて
手や足は猛獣の様な長ーい爪が生えて
世にも醜い生き物になるのさ」
女の子はそれを聞いて震えあがりました。
「魔女さん魔女さん。
ゆうことを聞くのでそんな怖い
生き物にわたしをしないでちょーだい」
すると魔女はヒヒヒと笑い
「だったら、あたしの言うことを
よく聞くんだよ。とりあえず
この桶に水を汲んでおいで」
そうして魔女は桶を女の子に
渡しました。
女の子は怯えた目をして
水を汲みに裏手の井戸へと向かいました。
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