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「この口から言われるなんて。
今の台詞、そっくりそのままコウさんに返してあげたい」
「俺の自信は既に過剰だ」
動かない瞳を捉え、李子は硬い胸に手をついた。
「じゃあ、、、どうやってねだろうかな」
「厚かましく笑って誘ったらどうだ?
何度でも応えてやるから」
「ふふ、、、なら。そうします」
水無月の目元が僅かに柔らかくなった。
資格など要らなかった。
何もかもかなぐり捨てて懐に飛び込めば『愛されている』という実感を与えてくれる。
─ この人は、
どれだけ僕を大胆にさせるつもりだろう。
立派な骨格に覆われながら、李子が妖艶に笑って見せると、脚に当たる水無月の陰茎は硬く勃ち、数分前に放った残滓を拾いながら白い片脚を持ち上げ、間に割り込んだ。
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