✦ おまけ ✦ 李子の素顔

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「この口から言われるなんて。 今の台詞、そっくりそのままコウさんに返してあげたい」 「俺の自信は既に過剰だ」 動かない瞳を捉え、李子は硬い胸に手をついた。 「じゃあ、、、どうやってねだろうかな」 「厚かましく(・・・・・)笑って誘ったらどうだ? 何度でも応えてやるから」 「ふふ、、、なら。そうします」 水無月の目元が僅かに柔らかくなった。 資格など要らなかった。 何もかもかなぐり捨てて懐に飛び込めば『愛されている』という実感を与えてくれる。 ─ この人は、 どれだけ僕を大胆にさせるつもりだろう。 立派な骨格に覆われながら、李子が妖艶に笑って見せると、脚に当たる水無月の陰茎は硬く勃ち、数分前に放った残滓を拾いながら白い片脚を持ち上げ、間に割り込んだ。
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