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独特の香りを放つ香りは、一般的に不快とは言い難く、喫した際、いわゆる『アーシー』と表現される、土の香りに墨汁を混ぜたような残香が微かに纏わりつく。
今、李子を苦しめているのは綾野からの虐げではなく、水無月から放たれるアーシーに包まれながら恥辱的な姿を晒していることだった。
挿入された催淫剤によって、己の意に反し乳頭が痛いほど張り勃ち、陰茎がじわりじわりと漲りゆく淫猥な過程を。
「ぅぅっ、、く」
全身には小蟲が這うような感覚が増している。
「口を開けてごらん」
綾野は未だに引き結ぶ李子の口を開けさせようとしている。
催淫剤は既に下から摂取させているのでこの要求には別の目的があるようだったが、李子の顎を取って上向かせても蒼白な顔は頑なに振り逃げ、それを拒んだ。
綾野の両手が背後から李子の胸に回され、相当な強さで左右の尖りを捻り上げる。
「ひ、、、っ」
水無月に向かって水平にまで持ち上がった李子のぺニスの先からは、早くも透明なカウパーが糸を引き、ゆらゆらと上下に揺れるのに合わせ滴り始めていた。
「真上を向く力強さよりも、半分ほど起きて揺れるぺニス。
その方が唆られると思いませんか?」
誰にともなく語りかける綾野は尚も片手で乳首を強く捻り続け、離した方の手で李子の勃起を確かめると、軽く前後に扱いてから裏すじあたりの陰茎の皮に爪を立て、吊るようにして引き上げた。
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