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私の命を救う為に尽くしてくれた高坂院長。
邪険にはできなかった。
奏弥さん以外の男性にときめいたのは久しぶりだった。
新生児科医局に戻っても、頬の火照りは収まらなかった。
「遥先生、やけに頬の血色がいいですね…チーク?」
「え、あ・・・」
上村さんが私の顔をジッと見る。
私と上村さん以外、医局には誰も居なかった。
「ううん」
「何か怪しいわね・・・」
私と上村さんは新生児科の中でも一番付き合いが長い。
私は彼女には隠し事できないと思い、高坂院長の事を話した。
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