第17章 過ち

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最初に感じていたのは、畏れだったのか、それとも同情だったのかもしれない。 でもいつしかこの子のことをとても愛しく感じはじめていた。 頼子ちゃんの声で頼子ちゃんを抱きしめていたことに気づき、あわてて離れようとした。 でも頼子ちゃんの両腕が背中に回されたとき、僕はまた過ちを犯してしまったことを自覚する。 はぁはぁという息が耳をくすぐる。 その息は耳でも分かるほど甘い。 もう...。だめだ...。 おそらく僕も同じ息をしているだろう。 「トキさん..。好きです」 その言葉を最後に理性は崩れ、口づけを交わしていた。 止められない欲望の中で、それでもこの子を助けてあげたいと思った。 そのままベッドに押し倒すと、甘く柔らかい薫りが二人を包む。 なんて...。なんていい匂いなんだ。 これだけでもう...イキ、そうだ。 苦痛で顔をゆがめる。 「いいですよ。我慢しなくて...」 切なげに体を寄せてくる頼子の衣服を乱暴に剥ぎ取ると、繻子織(しゅすおり)の限りなく白に近いブルーの下着が目に入る。 そのローライズのショーツからのぞく整った腰骨にくぎ付けになった。 なんて綺麗なんだ。 「頼子ちゃん、綺麗だ」 「頼子って。...呼んで下さい」 さっきまでとは違う穏やかな顔をした頼子がうれしそうに微笑む。 「頼子。どうなっても知らないよ」 「はい。...トキさんの好きなようにしてください」 「ゴム。...ないから生だよ」 「わたしっ...。ピル飲んでるから...。だから、いいですよ。膣中(なか)で」 下着に手を掛けると、頼子は急かすように腰を浮かした。 長くきれいな足からその頼りなく薄い布地をそっと抜き取る。 確かめるまでもなく、その中はもうトロトロだろう。 両足を開くと、頼子は毛のない綺麗な女性器を恥ずかしそうに手で隠す。 「手、どけてごらん」 そういうと頼子は、手を胸の前で組み横を向いた。 恥ずかしいそうに目だけでチラチラと僕を見ている。 小陰唇はいやらしく肥大し、その中心からは蜜がこぼれていた。 「卑猥なびらびらだね」 「恥ずかしいです。そんなに見ないでください」 前戯の余裕もなくラビアにペニスを擦りつける。 あっ、あぁっ。...はぁぁ。 「早く。早くください。もう。我慢できません」 頼子は必死に腰を浮かせて、自ら挿入しようとする。 「ダメだ。欲しがる子にはあげないよ」 僕は足を押さえつけ、ねちゃねちゃと音を立てるように擦りつけた あっ。はぁっ。ぁあっ。 「いじわる...。しないでください。もう無理です。トキさんの。トキさんの早く入れてください」 あっ、あっ。 僕は少しだけ入れては出すを繰り返す。 「どうして、どうして入れてくれないんですか。早く下さい。お願いします。お願いします」 「だめだ。散々僕を誘惑して僕の心を(もてあそ)んだ罰だ。しっかりと反省するまで入れてあげないよ」 「ごめんなさい。あやまりますからぁ。あやまりますからぁ。トキさんが振り向いてくれないから。ごめんなさい。ごめんなさい。お願いします」 「もう僕のこと誘惑したりしないか?」 「しません。もうしません」 「ほんとだな?」 「ほんとです。ほんとです。お願いします。お願いします」 「僕の言うことは何でもきくんだよ」 「はい。ききます。ききますから」 「約束するな?」 「約束しますっ、約束しますっ。お願いです。はやく」 涙を滲ませながら懇願する頼子のヴァギナにペニスを突き立て一気に貫いた。 あーーーーーーーーー---。 あぁっ...。はぁぁぁ...はぁぁぁ.... ううっ、ぉーーーー。ぅぐっ。 頼子と僕は同時に声を上げ、あまりの気持ちよさに入れただけで同時に果ててしまった。 いつまでもドクドクと脈打つ感覚に全身が戦慄(わなな)く。 どうしようもない快感に、膣中(なか)にだけは出さないでおこうと思っていた僕の決意は脆くもくずれさり、そのまま動き出す。 あっ、あっ、あっ 膣からは精液が溢れだし、ぐちょぐちょと卑猥な音を立てている。 背中をのけ反らして声を上げている頼子の膣の奥に深く差し込む。 ひときわ大きな声をあげ、折れるのではないかと思うほど背中を反らしている膣中(なか)に2回目の射精をした。 ようやくおさまりかけたペニスをと抜き、力の抜けた頼子をようつぶせにしてお尻を持ち上げる。 ブリュブリュと音を立てながら、驚くほどの量の精液が膣中(なか)から垂れていく。 こんなに出たんだ...。エロい。 たちまち硬さを取り戻し、たまらずうしろから挿入する。 頼子の匂いと切なげな声を堪能しながら、形のいいお尻に打ちつける。 トキさん気持ちいい、気持ちいい。 また...イキます。イクイクイクイク...。 あっ。あつ。あ...。 まだおさまりきらないペニスを持て余し、ビクビクと震えている頼子を仰向けにする 泡立つ膣中(なか)にゆっくりと挿入すると、ペニスは3回イッてもなお敏感な感覚を保ったままで、すぐイきそうになった。 トキさん、わたし、もうだめ...。もうだめです。 そう言って逃げようとする頼子を抱きしめるように押さえつけ、ぐっと深く挿入する。 ああっ。気持ちいい。そこ。すごい。 体を密着させキスをする。 んふっ、はぁ。んっ。んっ 密着させたまま、ゆっくりと動き出す。 あっ、あー。あぁん。 セックスしている時の女はどうしてこんなにも切なげで、そして苦しそうなのだろう。 トキさん..。好きです。好きです。もっとください。 かわいいよ頼子 あっ、あっ、あっ、トキさん、トキさん スピードを上げるとたちまち登りつめ、崩れ落ちた。
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