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「ねえ。それよりそろそろ大学に復学しない?」
「え?復学?」
「そう。今桃子は休学してるだけでしょ?」
「そうだけど。まだそんな気分じゃ...」
「でももったいないじゃない。それにみんな待ってるよ」
「でも」
「でもじゃない。いつまでもくよくよしてたって何にも変わんないよ。ね?」
「うん...。わかった。トキさんにも相談してみる。やっぱり頼子はすごいね。頼子がいてくれてよかった」
「なに言ってるの。私はただあなたに寄ってくる男が目当てなだけよ」
「もう。頼子ったら」
久しぶりに笑った気がする。
一年前頼子にボードに誘われた時には想像もしていなかった。
だからまた私は頼子に運命をゆだねて見ようと思った。
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