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由貴が目を覚ましてからお見舞いに行った時。
由貴が急に聞いてきた。
「翼。よくわかったな」
「んー?あぁ、智が由貴が無断欠席だってから由貴は休む時連絡してたっては由貴から聞いてたから知ってたから、あとは愛の力だよ」
「はぁ!?愛の力って」
「わからない?」
「え?」
由貴は自分の気持ちを自覚してる。
だから、いいよな。
俺は由貴ともう少しでキスできる距離まで迫る。
「由貴。俺は由貴が好きだよ。異性を好きっていうそういう感情で」
「ホントに?」
「あぁ。本当だよ」
そして、俺は由貴にキスしたくなりしちゃった。
キスした由貴は顔が真っ赤になってた。
「由貴。また、来るから。ゆっくり寝てな」
そう言って俺は病室を出た。
いや、病室でなきゃヤバかった。
由貴が可愛すぎて。
「何やってるの?」
「颯」
「由貴くんに断られた?」
「いや。断るも何も好きって言っただけだから」
「で、由貴くんは?」
「何も。キスして出てきた」
「はぁ?」
「由貴が可愛くて理性がヤバかったんだよ」
そういうと颯は笑っていた。
「同意なくキスするなんてセクハラーというより翼のショタコン」
セクハラじゃないつーの!
ショタコンでもない。
「俺は帰るから」
「俺は由貴くんの様子見てから帰るよ」
「由貴に手出すなよ?」
俺は颯にそう告げてうちに帰った。
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