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彼の腕が背中を抱き寄せ、角度を変えながらキスは続く。
するりと舌が入ってきて、私のを誘う。
…そういう時のキス。
着ていたカットソーの裾が持ち上げられ、頭から抜き取られる。
私も、彼のシャツを下着ごと脱がせてしまう。
下はいつもと同じ、白いキャミソールにブラだけど、彼はそれを上から触りながら、首筋に唇を滑らせて行く。
谷間の横あたりの膨らみに口を寄せ、チュッと赤い華を咲かせる。
「最近好きだね、これ」
「俺のもの、っていう印…?」
彼は一度顔を上げ、ニヤリと嗤う。
今の彼は、顎の下に整えられた短い髭がある。
「これを触ることのできるのは私だけ…」
彼の言葉に応えるようにそう言うと、背中をグッと抱き寄せられた。
「…妃奈が可愛いこと言うから、もう…、ほら…」
私の足の間に擦り付けられる、彼のモノ。
まだお互いにボトムスを履いたまま、少し身体を揺らせてそこを擦り合わせる。
なんて淫靡で、卑猥で、官能的なんだろう。
はぁ…と吐息が漏れてしまった。
「…妃奈も感じてるね。布越しでも分かる…」
…もう今夜は、恥ずかしくない。新婚旅行だもの。
さっき飲んだアルコールが、理性のタガをとっくに外しているのが分かる。
キャミソールの裾に手を掛け、さっとそれを脱ぐと、悠哉さんが切なそうな顔で見返してくる。
私は彼の手を、ブラの留め具に導いた。
背中の手が動いて、ふるりと現れた双丘に、彼が遠慮無くむしゃぶりついてきた。
※この続きは、スター特典『蜜夜』でお楽しみください。
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