Honeymoon 後編 【80,000スター御礼】

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彼は胸の膨らみを持ち上げるようにして、先端をジュっと口に入れると、反対の手でもう片方の肩も晒す。 無意識に身体が逃げようとするのを、カウンターと彼の腕に阻止される。 私は立っているのがやっとで、思わず彼の頭を抱き込んだ。 執拗に胸の先を(いたぶ)っていた口が離れたかと思うと、顔は反対の胸に移動して同じように可愛がる。 彼は必ず、両方を同じように刺激する。 そうされない方が拗ねるとでも思っているかのように… 下に伸びた手が、ワンピースの裾とペチコートを一気に捲り上げた。 あっと思ったときにはすでに、右手はショーツの腰を抱き、左手は腿の間に滑り込んでいる。 彼の爪先が両足の間に入り込み、足を閉じることができない。 左手が腿を辿り、足の付け根に入り込んできた。 「あっ!…そこ…は…っ!」 ショーツの上から芽を的確に探り当て、そこを指先で弄られる。 彼の肩にしがみつき、胸と下の手から与えられる刺激に必死で耐えた。 漏れる吐息は、すでに自分のものではないように感じる。 身体が勝手に高ぶっていくのを止めることができないのだ。 彼は素早くショーツを下げると、右足を持ち上げて抜いた。 「はっ…! ゆうや…さぁ…っ…」 彼の指が泉の入り口に触れると、すでにそこは蜜を湛えて待っていた。 代わる代わる胸の先を舌で弄られ、意志を持って動く手によって、簡単にそこは蜜を生み出す。 彼は酔っているとき、いつもより口数が少なくなる。 カウンターに私の腰を押しつけるように胸を愛撫しながら、自分のボトムスを手早く脱いだ。 私の片足を持ち上げながら、硬くなった自分のモノを掴んで泉の口に押し当てると、一気に私を貫いた。 「あぁ…っ!」 自重に任せて奥まで突き込まれ、足が浮くとカウンターの上にお尻を乗せられた。 彼がお尻を引き寄せるのに、無意識で彼の身体に足を絡め、背を反らせた。 「妃奈…締めちゃダメ…」 彼の腰と位置が合って、たまらなく気持ちいい。 胸の下から腰にまとわりつく自分の服が、 そこからのぞく自分の白い腿が、 服を着たまま、余裕のない顔を向ける彼が、 ひどく淫靡に見えて、私を煽る。 「妃奈乃…」 思わず倒れそうになる身体を、彼がぎゅっと抱きしめた。 「もっと乱れて… 俺を誘って…」 甘く誘う彼の声に、私の理性は簡単に焼き切れてしまう。 迷うことなく自分の胸を突き出し、ここを愛撫して欲しいと彼の頭を引き寄せた…
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