エピローグ

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エピローグ

 後日、命日は過ぎてしまったけど、僕は1人未祐の墓を訪れていた。 『未祐、今まで来なくてごめんね、僕はきっと自分が未祐を殺したようなものだと思って今まで来るのを怖がっていただけなんだ。だけど未祐の言葉で僕は救われたような気がする、だから言うよ。ありがとう、それから田中との事を勘違いして突き放してごめん、せめてちゃんと聞けばよかったね。それから僕も未祐の事が好きだったよ。僕、これからは前向きに、そして幸せに生きるから見守ってくれよな』 『翔ちゃん、今の翔ちゃんならきっと大丈夫だよ、私見守っているからね』  未祐の声が聞こえたような気がする。いや、きっと今本当に未祐の気持ちが僕に伝わったんだ、ありがとね未祐。                           終わり
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