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surveillance
粕川から送信された唯一の瑠那の写真を、俺はまじまじと見た。小さな微笑みを浮かべ、目は垂れ目で優しそうな印象を受ける。
ただ、女性にしては長い髪が少しボサボサな雰囲気に感じる部分もあり、衣服も自分の体より大きめのものを着ているように思えた。
ナチュラルヘアーといえば、そうなのかもしれない。オシャレに疎い俺には、女性の身なりは何も口出しできないのはわかっている。
しかし、せっかくきれいな顔立ちをしているのに勿体ない。そんな漠然とした感情を覚えた。
手を組み、足には薄いタオルがかかっており、細くて白い足の爪先が少し見えている。華奢な体に色白な手足。もう少し肉付いている方が俺好みなのに、などとセクハラ染みたことを考えた。愚かだった。
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