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-エピローグ
パイプオルガンの『空とつばさ』の調べに合わせて、父にエスコートされたつばさがバージンロードをゆっくりと歩いてくる。白鳥のようにふわふわとした純白のウエディングドレスのつばさはいっそう綺麗で、そして・・・。
石の教会の中で、僕たちは結婚の誓約をした。
「誓います! だって私は、生まれる前から空くんのこと大好きでしたから!」
僕たちは指輪を交換し誓いのキスをした。しんしんと雪の降る空に、ウエディングベルが三度鳴り響いた。
『空とつばさ』
-鶴の恩返し20XX その伝説を超えて-
-完-
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