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「その幽霊は、我々が亡くなって、この肉体が無くなったら外に出されるため、人によっては見れる訳です」
「その幽霊を、本人が生きている間に見る方法はないのですか?」
すると男は、ニヤッと笑って、
「実は、あります。おっと、お茶も出してなかった‥‥」
太田は立とうとした。
「いえいえ。お茶より、それは?」
太田は「はい」と言って、そのまま後ろを向くと引き出しを開け、何かを取り出した。
僕は注目した。
太田は向き直ると、テーブルに二個のビンを出した。
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