第三章 最終章

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「えっ……」 挑発的に仕掛けてみたものの、まさか本当にキスをされると思わなかった。 心臓が破裂しそうなほど緊張する。 鈴木くんの唇から、文章では到底表せないような熱を感じる。 尊敬する友人だったのに――流されるままに、物語はクライマックスに向かってしまっている。 鈴木くんは諦めたようにふっと笑った。 「仕方ない。結末は俺からの告白でハッピーエンドにするか」
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