ユーリの王子様

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『お前がバカなのは昔から知ってたけど…想像を絶するわ』 ことの流れでユーリも誘ってしまったため 、ユキとリオンも誘っても良いか…と王史に尋ねたところ…以上のようなコメントを頂いてしまった。 何度も平謝りする姫乃を冷ややかに見つめる王史の視線が凍つくほどに冷たく…恐ろしかった。 が、死刑覚悟で臨んだ談判の後 『…あれ着て来い。浴衣。…楽しみにしてる』 そう言った王史のイタズラな笑顔に …涙が出そうになった。 王史を好きだと自覚した時点で この恋の行く先は決まっていた。 恋してはいけない存在で 恋しても…仕方のない人で… 唯一、姫乃が救われる方法があるとすればそれは 王史を…忘れること。 それしか方法は思いつかなくて そのために、七夕まつりにもユーリを誘って… それなのに それなのに… … ーーあんな笑顔向けられたら… … … …忘れられなく、なっちゃうょ… …
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