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こっそり昼寝をする
ぐっすりと寝た俺は時間を見た・・・・・もうすでにお昼を過ぎて夕方近くになっていた。
一体何時間寝たんだ・・・・・お昼も食べていない・・・・・いつも柊弥と一緒に6階で食べていた。
部屋に戻ってスマホを見ると柊弥からメールが来ていた。
今日のランチはいけない・・・・・良かった・・・・・柊弥のベッドで無断で寝てたことがばれなくてよかったと思った。
ベッドを綺麗に整えて部屋へ戻る・・・・・・やっぱりあのベッドは安眠できる
だからといって今更一緒に寝たいなどと言えるわけがない・・・・・
仕事が終わって柊弥が帰ってきた。
「おかえり」
「ただいまー今日お昼ごめんね」
「あぁー別にいいよ・・・・」
「明日もお昼一緒に行けそうにないから秦人一人で食べて」
「うん、わかった」
柊弥が作った夕飯を食べてお風呂に入る・・・・お昼に柊弥のベッドでぐっすり寝たおかげで目の充血もとれて頭もすっきりとしていた。
柊弥とソファーに座ってると・・・・・
「夕べは眠れた?朝目が赤かったけど・・・・」
「大丈夫、ぐっすり寝たよ」
「そう・・・・・やっぱり一人がいい?」
「・・・・・うん」
言えない・・・・・柊弥のベッドで寝たいなんて絶対に言えない。
今夜もまた眠れない夜が過ぎていった・・・・・・
私は秦人がお昼ベッドで寝てたことを言わなかった・・・・・
理由はわからないが朝目が充血していたことと関係があるとしたら自分のベッドでは眠れなかったってことなんだろうけど・・・・・
なぜ眠れなかったのかその理由が分からない・・・・・・
私もゆうべ一人でベッドに入ってずっと目を閉じていたけど眠いのに眠れなかった・・・・・・広いベッドが無駄に広い気がして秦人の存在を探してた・・・・・・
1週間前まで一人で寝てたはずなのに・・・・・温もりが欲しかった。
秦人と一緒に寝たからといってくっついて寝てたわけではないけど・・・・・隣に誰かが居るという安心感があった。
秦人は部屋があるのに一緒に寝るのはおかしいと言っていた・・・・・一人で寝たいのだと思った・・・・・
翌日も俺は柊弥が仕事に行った後すぐに寝室へ行って柊弥のベッドにもぐりこんで眠った。
柊弥は今日もお昼は一緒に食べられないって言ってた・・・・・夕方近くまでぐっすりと眠った。
俺の寝不足は昼間こっそり柊弥のベッドで寝ることで解消された・・・・・・だが・・・・・明日から週末。
柊弥は仕事が休み・・・・・昼間ベッドで寝ることは出来ない・・・・・
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