『“個”を持つ友人の手』

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『“個”を持つ友人の手』

アイツは、あんなんでなかった。 少し気が弱いけど芯が強くて、優しい良いヤツだったのに…… そんなアイツを、俺は尊敬していた。 なのに今のアイツの目は、まるで考えを持たないロボットのようだ。 此処にいるやつらと同じ、顔つきと行動だ。 「帰ろう」と手を差し伸べた瞬間。 銃声が響いた。
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