多分、俺だろう。

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 話を最初に戻しますと、「ない」と言われたら可能性が(つい)えてしまいます。  無論、私が語ったことは、ぜーんぶ妄想で、なーんにも根拠がありません。  でも、「ないない」と言えば、「ない」が「ない」とも受け取れて、「反対の反対は賛成なのだ」の名言通り、「ない」とも言い切れ「ない」わけです。  現生人類の歴史なんて、地球から見ればたかが知れています。むしろ地球さんは、「恐竜がいなくなったと思ったら、最近変なのが住むようになった」程度の感覚かも知れません。  そんな人類が、『俺』や『火』や『道具』などを次々に解禁していきました。  こんな妄想を膨らませている私を笑ってください。  以上、『俺・解禁』のお話でした。                                      (了)
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