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エピローグ
3、4日ほどして、ロイとジュディーが訪ねてきた。
2人はロイの実家にいたらしい。
話し合いの結果、ジュディーとロイは当分の間勘当で、ほとぼりが冷めるまで日本に住むことになった。
勘当とはいうものの住むところはロイの実家。
ジュディーは日本語学校に通って、ロイは今までの行いを改めるために花嫁修業をするらしい。
中睦まじい2人をみて、「新婚さんみたいです」と言うと、ロイが、「お互いね」と時計を指さした。
首を傾げる。
「お揃いだし」
「………」
赤くなって、袖を引いて隠す。
「いいんだよ」
空也がそう言って額にキスする。
「ちょっと……空也っ」
抗議して椅子から立ち上がると自室に逃げ込んだ。
クスクスと笑い合う声が聞こえた。
仕事も順調で事務職からまた潤のマネージャーの仕事に戻った。
以前よりは慣れてきて、息の抜き方が分かる。
「その時計……」
休憩中。5月も半ばに入ってジャケットを脱ぐと目聡く潤が時計に気がついた。
慌てて、袖を戻す。
「何ですか?」
潤に腕を取られる。
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