来春

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 眼鏡を取られて、すぐ横のサイドテーブルの上に置かれた。  フワフワのクッションに押し倒される。 「肌触りが……すごくいい」  シーツもスルスルとして気持ちがいい。 「寝るなよ」  覆いかぶさってきた空也が笑う。 「『今夜は寝れない』のでしょう?」 「そうだ」  唇が触れる。  スルリと入り込んでくる熱い舌に絡める。 「……んっ……」  キスをしながら空也が器用に服を脱がせる。 「何せ……一ヶ月ぶりだ」  耳朶を擽る息が熱い。  空也の欲情が伝わる。  熱い両手が裸の胸を撫でる。 「ん…ああっ……」  塞がれた唇の隙間から声が漏れる。  大きな空也の両手が胸全体を包むようになで回す。その指先が突起を掠める。  じれったい……。  空也の肩に回した両手に力が入る。  唇が離されて、首に痕を付けられる。その痛みが熱に変わる。 「ああっ……んん……」  空也の頭を抱きしめる。  舌がその痕を舐める。  胸の突起を唇で挟まれて。舌が擽る。  開いた手が下着ごとズボンを脱がせた。 「ああっ……はぁ…空也っ」
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