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450【甘えてこい】
「ん？ なんだ、もう酔ったのか？ お前から誘ってきたのに」
「なぁ、酔ったふりなんかしなくても、甘えてきていいんだぞ？」
「——バレてないと思ってたのか？」
「前から、酒が弱いにしても、酔うのが早すぎるって思ってたんだ」
「この前、友達と呑んできただろ？ その中に、俺の知り合いもいたの、覚えてるか？」
「この前、偶然そいつに会ってな。『この前はいきなり奥さん借りちゃってごめんね。あんなにお酒強いなんて思わなかったよ』って言ってた」
「俺に甘える特権は、お前にしかないんだぞ？ 俺の可愛い奥さん？」
「さて、晩酌はこのへんにして、寝室に行こうか」
「嫌というほど、お前を甘やかしてやる」
「それと、そろそろ子供も作ろうか」
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