11人が本棚に入れています
本棚に追加
16
16【ヤンデレに監禁された天然ちゃん】
「ん……うーん……ここは、どこでしょう?」
【ドアの開く音】
「あ、こんにちは〜。よかったぁ、君がいて。私、たぶん迷子になって寝ちゃったんだと思うんだけど、ここ、どこだか分かる?」
「え? え? なんで笑ってるの? 私、またおかしなこと言っちゃった?」
「カンキン……? 君が、私を……? 私って、換金したらいくらになるの?」
「そのカンキンじゃない? えっとぉ、他にカンキンってあったっけ?」
「閉じ込める? あぁ! 確かにそんな意味もあったね!」
「あれ? でもなんで私は君に閉じ込められてるの?」
「好きだから? ……ずっと、見てほしい? じーっ……」
「何してるのって、君が見てほしいって言うから、見てるんだよ。よく見たら君って、まつ毛長いんだね〜」
「え? 私が君をどう思ってるか? 私も君のこと、好きだよ。だから、両想いになれて嬉しいなぁ」
「あれ? お顔赤いよ? 熱出ちゃった? え、ちょっと、なんで笑うの?」
最初のコメントを投稿しよう!