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「なんか先輩、今日怒ってばっかですね。あ、じゃあ詩を聴いて落ち着きましょうよ。マスター執事は吟遊詩人をやってたこともあるんですよ」
「本当か?じゃあお願いします」
「かしこまりました。それでは1曲目、淹れようか、お茶をチャッパチャッパ(茶葉茶葉)淹れようか。2曲目、ありありと、有りのままにアリがいる。3曲目」
「もういい!それのどこが詩だ。ただのレベルの低いダジャレ川柳じゃねーか!!もう俺、帰る!」席を立ち俺は店から出た。
少しして、日々が追っかけてきた。
「あの、先輩、マスター執事が胃に効く漢方薬をって」
「一応、心配してくれてたんだな。ありがとう」俺はそれをもらい、「早く家に帰って寝よう。あー胃が痛い」そう言い家に帰ることにした。
そして、なぜかこの日から俺はこの店の常連客になるのであった。
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