3.私

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3.私

 これは私の物語だから、お前達が付き合う必要はない。  この状況も私なら楽しめる。  いつか、町でバッタリ出会っても私はお前達に気が付かないかもしれない。  だけど、そしたらそこからまた物語が始まるかもしれない。   それはとても面白いじゃないか。  私の人生におけるサプライズだ。   私と、お前たちと、また違った新しい物語が始まるかもしれないなんて、こんなに心が踊ることはないだろう。  だから悲しまないでほしい。
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