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「果琳、パンダさんの方向いてますね」
「大好きなパンダに夢中だな」
剛久さんは笑っていたけど、楽しそうだった。
「まま!パンダしゃん、かあーいー!」
「うん、可愛いね。見れて良かったね」
パンダを見れたことで、果琳は大満足したようだ。
「果琳、ジュース飲む?」
「じゅーしゅ!のむ!」
「リンゴジュースとみかんジュース、どっちがいい?」
そう聞くと果琳は「リンゴジュース」と答えた。
「由紀乃、リンゴジュース飲ませてあげようか?」
「あ、いいんですか?」
剛久さんは快く引き受けたくれた。
「剛久さんは、何飲みますか?」
「じゃあ……お茶で」
「分かりました」
自販機でお茶を二つ購入し、一本を剛久さんに手渡す。
「ありがとう、由紀乃」
「果琳、リンゴジュース美味しい?」
果琳は頷きながら、美味しそうにリンゴジュースを飲んでいる。
「美味しそうに飲んでるな」
「うん。果琳はリンゴジュース好きだから」
果琳のことを一つずつ知る度に、剛久さんは嬉しそうに笑っていた。
「そっか。果琳はリンゴジュースが好きなのか」
「うん。毎日一個は飲んでるよ」
「そのくらい好きなのか」
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