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100の愛をあなたに
「海外の商談がまとまったら、ハリーウィンストンと薔薇の花束を持って貴女を迎えに行くからね。」
夜景の綺麗なホテルの一室で、男は女を見つめて愛を囁く。
「嬉しい。でも、1ヶ月も会えないなんて、寂しくておかしくなりそう。」
女は男の囁きに、うっとりと目を細めて微笑んだが、これからの会えない時間を考えて眉を寄せた。
「私も、貴女に会えない日が続くなんて、気が狂いそうだ。でも、これから私たちがずっと一緒にいられるためにも、今は我慢して。」
「分かったわ。私達は同じ苦しみを乗り越えるのね。」
「そう。愛してる。」
見つめ合う視線は熱く絡みあい、お互いを捉えて離さない。視線に引き寄せられるように、二人は体に刻むようなキスをした。
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