遥か

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 国道6号線を南下しながら、俺は先ほどの紗織の事を思い出していた。    あんなに痩せてしまって…    御堂の話をすると、あんなに悲しそうな顔をして。    いったい何があったのか。    俺は紗織のあんな顔を見る為に、あいつを諦めた訳じゃない――    
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