プロローグ

1/1
前へ
/92ページ
次へ

プロローグ

『お兄ちゃんは、じゃあ……、犬ね!』  少年の妹が無邪気にそう言い放ったとき、  少女は一瞬、呆気に取られたように  目を見開いたかと思うと、  俯いてくつくつと笑った。  それが  すべての始まりだった。
/92ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加